2007年08月の日記

流レ星的日記のタイトル!

一族の遺伝子
兄ちゃんの子供がかなりヤルらしい。生まれてすぐぐらいに会ったけど3年ぐらい会っていない。もう3歳になって、幼稚園に行っているらしい。たまに携帯に電話がかかってくる。電話にでるといきなり、「ユンボ、おグってグだザ〜〜〜い。ユンボ、送って〜〜〜」と大声で言われてビックリした。ユンボというのは、”「油圧ショベル」と呼ばれる建設機械”のことで、前にショベルカーやトラックやらはしご車などの仕事車セットを送ってあげたのをいたく気に入って、一番お気に入りのユンボが遊びすぎて壊れたから、新しいの!ということである。

「幼稚園面白い?」と聞くと大声で、「ぜぇんぜぇんおもろな〜〜い!!」とかえってくる。
かなりのアンタッチャブルな暴れん坊で、知能犯でもある。
弟がケーキをお土産に遊びに行って皆でケーキを食べていると、その子は自分のをアッという間にたいらげて、机のまわりをケーキを見ながら歩き回る。「ボクは、子供だから、そのケーキを欲しがるかもしれませんよ〜〜〜」って言いながら。それで貰ってニンマリ。
外食なんかで、自分が注文した物が一番早く来て欲しい。たまにうちの父親のが先に来たりすると、「おじいちゃんのそのラーメン、マズくな〜れ、マズくな〜れ!」と魔法使いの手つきで呪文を唱えて、兄夫婦に叱られる。するとションボリ顔で「おいしくなぁれ。おいしくなぁれ」と撤回する。
お別れの際は、「今度、おばあちゃんにも逢いたいなぁ」「OOちゃんに宜しく」とか来ていない人を思いやる発言を必ずするらしい。3歳にして抜け目なし。

その他、その子の色んな話を聞いても一味も二味もちがう類稀なセンスをもっているエピソードがでてくる。
我が一族は独特の”イタイ”ところがあって結婚式や葬式などで集まると周りを圧倒するいかんともしがたいパワーを放っている感じがする。
大型新人の登場により、チェインソーのような悪口とゆがんだユーモアで親戚一同から、一族の”沈まぬ太陽”とまで賞賛されたポンコツ商店のボンクラ次男坊にとうとう陥落の時がきたようだ。

一子相伝の継承者が現れて嬉しいような寂しいような気持ちです。これからは穏やかに余生を過ごします。
(猪木の口調で)
人は挑戦をやめたときに年おいてゆくのだと思います。 迷わず行けよ! 行けばわかるさ! ありがとーー!
2007.8.30[Thu]

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